馬橋駅のベンチ広告

昨年(2018年)、はじめて看板イラストの仕事をさせていただきました。一般社団法人相続まるごと支援センターⓇ様のご依頼で製作した、JR馬橋駅西口ロータリーにある京成バスのベンチ広告です。

当該駅のバス利用者は高齢者が多いのですが、バスを乗り降りするとき、必ず目に入るベンチ広告に長らく空きがあり、出稿者を募集していました。ここにイラストを使った広告を出せば目立つだろうと、担当の広告代理店に問い合わせて出稿が決まりました。

以前、のぼりや横断幕の仕事をしたことはありましたが、看板の仕事は初めてです。屋外看板を出すときは法律がいろいろあることは知っていたので、念のためお客様には、「初めてなので予期せぬ修正があるかもしれない」ということをお断りしたうえで、データを作成しました。

初校のデザインは我ながら気に入っていたのですが、入稿すると…やはり大量にダメ出しが来ました!社名や法人格の表記の仕方、使ってはいけない表現があるのは覚悟していたのですが、驚いたのは、デザインの直しが思ったより多いことでした。まず、彩度が高い色を使ったデザインはNGで、版元が指定するパーセンテージの淡い色に変えなければなりません。

それから、当初はコマ割りをしてあるデザインだったのですが、線で分割されているデザインもNGだというのですね。(京成バスだけ?)これを聞いた時、「えー!ってことは、漫画は全部だめじゃない!?」と思わず声に出しそうになってしまいました。

そもそも「看板だから目立たたせよう」という、素人の発想でつくると、NGを食らう可能性が高いわけです。たしかに、目立つ看板を出すということは、景観が崩れることと表裏の関係です。担当の方の話では、屋外看板の中でも交通広告は、ダントツ決まりが多いのだそうです。

でも、よくよく考えると漫画はコマを割っていなくても描けるものだし、色は言われた通りに直せばいいだけだし…と発想を変えて、めげずに3コマを一コマにまとめた新しいデザインを提案したところ、「それなら大丈夫かもしれない」と、営業の方が持ち帰ってくださり、無事審査を通過することが出来ました。

設置された時はうれしくて、思わず写真を撮りまくってしまいました。地元なのでなおさら…降りるたびに見てしまいます。(*^^*)

こちらが最初のデザイン
こちらが採用されたデザイン